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犬と笛

芥川竜之介

笛の音に愛された木こりが不思議な犬たちと姫を救い、奪われた手柄まで取り戻していく冒険譚。
⛰️ 葛城山のふもと。木こり、今日も仕事中。
髪長彦
木を切る休憩に一曲いきますか。
🧑
🎶 笛の音が山にひびく
※草も木も動物も、だいたい最前列で聴いてる。山フェス開催。
🦵
足一つの神
うま。ずっと洞穴で寝てたけど、その笛はさすがに起きる。
🦵
足一つの神
お礼したい。欲しいもの言って。
髪長彦
じゃあ犬一匹で。犬、好きなんで。
🧑
🦵
足一つの神
欲が薄いな。逆に好感度高い。ほい、白犬『嗅げ』。遠くのことでも見つけるやつ。
🐕 白犬ゲット
手一つの神
兄ちゃんだけ配るのずるいから、俺も来た。黒犬『飛べ』どうぞ。乗ればどこまでも空移動。
🐕‍🦺 黒犬ゲット
👁️
目一つの神
じゃあ締めに斑犬『噛め』な。敵に当たるとめちゃ強い。
👁️
目一つの神
でも注意。笛を吹かないと犬たち帰ってこないから、それだけ忘れるな。
🐶 三匹そろった
🛣️ 数日後、三叉路
🏇
侍A
大臣の姫が二人とも消えたらしい。見つけたら褒美でかいぞ。
🐎
侍B
まあ俺らが解決するでしょ。木こりさんはそのへんで笛でも吹いてな。
※感じの悪さが、びっくりするほど安定している。
髪長彦
よし、『嗅げ』、姉姫はどこ?
🧑
🤍
嗅げ
生駒山の洞穴。悪いやつに捕まってる。
髪長彦
『飛べ』、生駒山まで最速で!
🧑
☁️ 黒犬タクシー、空へ
🕳️ 生駒山の洞穴
👸
姉姫
助けに来てくれたの…?でも奥で敵が寝てる。起きたら終わるよ。
髪長彦
大丈夫。『噛め』、出番。
🧑
🖤
噛め
任せて。
※仕事が早い犬は信用できる。
👸
姉姫
助かった…!でも妹はまだどこかに。
髪長彦
了解。『嗅げ』、妹姫の場所!
🧑
🤍
嗅げ
笠置山の洞穴。今度は土蜘蛛ってやつ。
髪長彦
じゃあ次。『飛べ』、笠置山!
🧑
🕸️ 笠置山の洞穴
🕸️
土蜘蛛
ようこそようこそ。まあ入ってよ。ごはんでもどう?
髪長彦
いや、姫を返して。話はそれから。
🧑
🕸️
土蜘蛛
もちろんもちろん。奥にいるよ。どうぞどうぞ。
👭 姉妹、再会
👰
妹姫
お姉さま…!
👸
姉姫
無事でよかった…!
※感動の再会。だが悪役はその間にちゃんと悪役していた。
🪨 入口、巨大な岩でふさがれる
🕸️
土蜘蛛
はい閉じ込め成功。これで時間切れ待ちでーす。
髪長彦
うわ、いやらしい手だな…。でもまだ笛がある。
🧑
🎵 洞穴の中で笛を吹く
※悪いやつほど、いい音に弱い。人間ってそういうところある。
🕸️
土蜘蛛
え、ちょっと待って、この曲よすぎ…もう少し近くで…
🪨 岩が少し開く
髪長彦
今だ。『噛め』!
🧑
🖤
噛め
了解。
※策士、音楽に負けて退場。
☁️ 姫二人を連れて都へ向かう空の旅
👸
姉姫
…こっそり櫛さしとこ。
👰
妹姫
それ、いい。証拠にもなるし。
※本人はまったく気づいていない。天然ヒーローである。
🛣️ また三叉路で侍たちと遭遇
髪長彦
見て見て、姫たち助けてきた。
🧑
🏇
侍A
すごいじゃん。で、その犬と笛、どういう仕組み?
髪長彦
えっとね、笛を吹くと犬が戻ってきて――
🧑
※説明してはいけないタイプの相手に、全部説明してしまった。
💨 笛を奪われる
🐎
侍B
じゃ、手柄はこっちでいただきます。『飛べ』、都へ!
髪長彦
えっ、ちょっ、待っ…!
🧑
😭 三叉路に取り残される
※親切と油断、セットで来るとだいたい危ない。
🍃
駒姫
泣かないで。笛、取り返してくる。
🌬️
笠姫
ついでに見た目も盛っておくね。都デビュー仕様で。
🛡️ 立派な鎧兜と弓矢が降ってくる
🏯 飛鳥の大臣の館
🏇
侍A
姫を助けたの、もちろん俺らです。
🐎
侍B
敵も倒したし、作戦も完璧でした。
🌤️ そこへ髪長彦、空から登場
髪長彦
いや、助けたのは自分です。侍さんたちは途中から乗っかっただけです。
🧑
🎩
大臣
どっちが本当なんだ…?姫たち、教えて。
👸
姉姫
私たちを助けたのは髪長彦さまです。
👰
妹姫
ほら、髪に私たちの櫛がささってます。
金の櫛と銀の櫛がきらり
🏇
侍A
……すみません、盛りました。
🐎
侍B
ほぼ全部うそです。命だけはどうか。
※証拠つきで詰められると、人は急に正直になる。
🎉 髪長彦、大活躍が認められる
🎩
大臣
褒美をとらせよう。それから、うちの姫の婿にも。
髪長彦
話が急にでかい。
🧑
🖤
噛め
で、あの侍たちは追いかけていい?
🤍
嗅げ
もう逃げてる。
🛫
飛べ
じゃ、見送りだけ派手にしとく?
  • 才能とやさしさはちゃんと報われる
  • 欲張りすぎる人はだいたい自滅する
  • 本物の手柄には証拠と味方がつく

芥川竜之介『犬と笛』のあらすじ

葛城山のふもとに住む木こり・髪長彦は、見事な笛の音を神々に気に入られ、白犬「嗅げ」・黒犬「飛べ」・斑犬「噛め」という不思議な三匹を授かる。ある日、大臣の二人の姫がさらわれたと知った彼は、犬たちの力を使って生駒山と笠置山へ向かい、それぞれの姫を救い出す。ところが都へ戻る途中、出会った若い侍たちに笛を奪われ、手柄まで横取りされてしまう。悲しむ髪長彦だったが、助けた山の姫たちの力で再び立ち上がり、最後は本当の功績が明らかになる。

犬と笛』の作者について

芥川龍之介(1892-1927)は、大正時代を代表する作家で、『羅生門』『鼻』『蜘蛛の糸』などで知られる。古典や説話をもとに、現代的な感覚で物語を組み立てる手腕にすぐれており、『犬と笛』にもその持ち味がよく表れている。童話の形をとりながら、機転、欲、正直さ、報いといった普遍的な主題が軽やかに織り込まれた作品である。

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