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一番気乗のする時

芥川竜之介

落ち葉の匂い、年末の町のざわめき、火鉢のぬくもり――冬だけが連れてくる感覚のぜいたくを味わいたくなる一篇。
❄️ 11月〜12月の雑談スタート
冬、かなり好きなんだよね。特に11月と12月。
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友人
急に季節ガチ勢きたな
夜に帰るとさ、外にふわっといい匂いがたまってるんだよ。落ち葉とか霧とか、枯れた花とか、たぶんそのへん全部まざった感じ。
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※説明はあいまいだが、好きな匂いへの執着だけは本物
朝になると木の葉が落ちて、枝のあいだから光がよく通るのもいい。庭に小鳥も来るし。
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😌
友人
冬の庭、だいぶエモいじゃん
🏙️ 年末の町
町もいいんだよ。年末が近づくと、なんか全体にそわそわしてくるでしょ。あの感じ好き。
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😌
友人
にぎやかなのが好きってこと?
いや、にぎやかな通りの横にある、暗くて静かな道が目に入るのがいいんだよ。
🧑
年末の飾りが出てるのに、一本曲がると急にしんとしてる。あれ、妙に気分が出る。
🧑
※祭りの中心より、ちょい外れの空気に刺さるタイプ
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友人
わかる。メイン通りより裏道が勝つ日ある
⛩️ 京都・奈良の冬の記憶
昔、初めて京都に行ったのも12月でさ。今よりずっと古びた町並みだった。
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そのとき、森でさっと冬の雨にあってね。朝の光のあとに急に降ってくる感じが、すごくよかった。
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友人
情景の記憶、強すぎるな
奈良でも神社で雨宿りしたことがあって、小さな巫女さんの舞を見たんだ。あれもきれいだった。
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😌
友人
冬の思い出アルバム、上質すぎる
※初めて見た冬の景色は、だいたい脳内でずっと特別席にいる
🌊 鎌倉の冬
最近は鎌倉の12月も知ったけど、夏の観光客が少ないだけでかなり快適。
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友人
それは強い。静かな鎌倉、だいぶ勝ち
冬の町を歩く人を見ると、寒い季節の歩き方って体力とか勢いが出るなって思う。
🧑
※観察眼が細かい。散歩してるだけで評論が始まる
✍️ 執筆モード
😌
友人
で、結局いちばん気乗りする時っていつなの
それも今ごろ。小説を書くなら、夏より冬のほうがいい。
🧑
火鉢にあたりながら、書く前の段取りをぼんやり考える時間が最高なんだよ。
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友人
わかる。着手前の妄想、妙に気持ちいいやつ
しかも寒い時期は襖や障子を閉めるだろ。考えとか気分が部屋の外に逃げない感じがして、落ち着く。
🧑
※発想が逃げるのを建具で防ぐという、文豪ならではの理屈
まあ、気分よく書けるからって、名作になるとは限らないんだけどね。
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😌
友人
そこだけ急に現実見てくるの好き
  • 冬は感覚が冴える季節
  • にぎわいの横の静けさが美しい
  • 創作は気分と環境が大事

芥川竜之介『一番気乗のする時』のあらすじ

語り手は11月から12月にかけての冬の気配を、とりわけ好ましいものとして語る。郊外の庭に満ちる落ち葉や霧の匂い、葉を落とした木々の明るさ、冬鳥の訪れに、静かな喜びを見いだしている。また、年末に向かってざわめく東京の町では、にぎやかな表通りのそばにある暗く静かな裏道に独特の味わいを感じる。さらに京都や奈良、鎌倉で出会った冬の景色や雨の記憶をたどりながら、冬は創作の気分がもっとも高まる季節だと打ち明ける。

一番気乗のする時』の作者について

芥川龍之介は大正から昭和初期にかけて活躍した小説家で、『羅生門』『鼻』『河童』などで知られる。鋭い知性と感覚の細やかさをあわせ持ち、物語だけでなく随筆でも独自の美意識を発揮した。この作品は大正6年の文章で、若い時期の芥川が季節の感覚や都市の風景、創作時の気分を軽やかに綴った随筆として読める。

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