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永久に不愉快な二重生活

芥川竜之介

書くことに生きたいのに生活のための仕事も捨てられない――そのズレがじわじわ胸に残る。
📩 中村さんからお便り到着
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中村さん
芸術家ってさ、人としての生活と創作の生活、分かれてるの?
※急に重めのテーマがDMで飛んでくるタイプの昼下がり
芥川
でかい話すぎて、サクッとはまとめにくいんだけどさ
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芥川
そもそも芸術の中身って、人間の生活ぜんぶから来るわけでしょ
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芥川
だから本来は「生活が二つあります」って話でもない気がする
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✉️
中村さん
なるほど。でも実際はややこしくならない?
芥川
そこなんだよね
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芥川
生活を作品っぽくする、とか、創作が生き方に食い込む、とか
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芥川
そういう二段目の話になると急に難しくなる
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※一段目は哲学、二段目から急に現実の家計簿がちらつく
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中村さん
じゃあ芸術家の職業問題って?
芥川
それはさらに現実寄りの話かな
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芥川
人としての生活と、芸術家としての生活の関係って言っても
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芥川
まず言葉の意味とか立場をちゃんと決めないと、議論が迷子になる
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🌀 議論がこんがらがる予感
芥川
ただ今の俺、そこを本気で論じてる時間がない
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※文豪、だいたい忙しい。しかも考えることは重い
芥川
無理やり一言で言うならさ
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芥川
俺、仕事では英語教えてるんだけど
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芥川
その仕事の生活と、書く生活が並ぶ感じ、正直かなり不愉快
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中村さん
おお、そこはかなりハッキリ言うね
芥川
しかもそれを乗り越えられるかって、結局かなりお金の問題なんだよね
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芥川
で、その問題、今の日本ですぐ解決しそうにもない
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芥川
つまり我々は、このなんとも気まずい二重生活を、たぶんずっと続けるしかない
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※結論:芸術は高尚、でも家賃は待ってくれない
芥川
こんな感じでよければ、回答集に入れといて
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中村さん
了解です。重いけどめちゃくちゃ刺さる
  • 創作と生活は切り離せない
  • 理想と現実はだいたい衝突する
  • 芸術にもお金の問題がある

芥川竜之介『永久に不愉快な二重生活』のあらすじ

中村さんから「芸術家の二重生活」について意見を求められた芥川は、まず芸術の内容は人間の生活全体から生まれる以上、本来は単純に二つに分けられないと考える。だが現実には、生活と創作の関係、さらに職業の問題が絡むと話は急に難しくなると述べる。そして自分自身は英語を教える仕事を持っており、その生活と創作の生活が並び立つ状態を不愉快だと率直に語る。しかもそれを解消するには物質的な条件、つまり経済の問題が大きく、当分はこの不快な二重生活を続けるしかないと結ぶ。

永久に不愉快な二重生活』の作者について

芥川龍之介(1892-1927)は大正期を代表する小説家で、『羅生門』『鼻』『地獄変』などで知られる。古典や海外文学を踏まえた知的な作品世界を持つ一方、創作と現実生活の緊張にも鋭く目を向けた。この文章は、作家という仕事の理想と生活上の制約のあいだで揺れる感覚を、短い中にも率直に示した一篇である。

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