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学校友だち

芥川竜之介

冬の夜、ふと浮かぶ旧友たちの癖や約束や面影――笑いながら読んでいるうちに、失われた時間の静かな重みがしみてくる。
📝 冬の夜、原稿用紙の前でふと思い出す
芥川
急に学校の友だちの顔、脳内に全員集合してきた
✍️
※深夜の記憶ガチャ、だいたい妙に鮮明
🩺
上滝嵬
医者やってる。考え方は現実的なはずなんだけど、生活はたまにそうでもない
芥川
わかる。なんか海外小説に出てきそうな医者感あるんだよな
✍️
👘
野口真造
今の出かけ方、なんか違うな。いったん家に戻ってやり直す
※玄関を出るだけで再テイク入るタイプ
芥川
昔いっしょに冒険小説作ったよな。たぶん俺よりうまかったまである
✍️
🦁
西川英次郎
あだ名はライオンです。見た目はちょい元気不足のライオンです
芥川
秀才すぎて、英語も柔道も水泳も一緒にやったの思い出す
✍️
🦁
西川英次郎
この前送った柿、ちゃんと食べた?
芥川
食べた。ちなみに3分の1くらい渋かった
✍️
※友情はある。柿ガチャの当たり外れもある
🦝
中原安太郎
あだ名は狸だけど、別に狸っぽくはないです
芥川
そう、顔も性格も全然そんな感じじゃない。むしろ現実感あるいい人
✍️
🦝
中原安太郎
大もうけしたら別荘買ってあげるって言ったよね
芥川
その話、まだ着工してないんだけど?
✍️
※夢の別荘、いまだ更地
🌾
山本喜誉司
今は北京で仕事してる。ちょっと恋に弱いのは否定しない
芥川
見た目さわやかなのに、意外とけんかも強いんだよな
✍️
🎓
恒藤恭
議論する?たぶん君の理屈、3手先で詰むけど
芥川
その辛口ロジックのせいで、こっちは議論好きに育ったんだが
✍️
🎓
恒藤恭
句も歌も小説も絵も一応やるけど、今は知らん顔しとく
※多才な人ほど急に平然としてくる現象
🎩
秦豊吉
都会のセンス担当です。あと、わりとモテる
芥川
そのへんは認める。でも帽子くれる約束、まだ未発送なんだよな
✍️
🎩
秦豊吉
善処します
※文豪まわり、約束の品が届かない率わりと高い
📚
藤岡蔵六
僕、世間ではやり手に見えるらしい
芥川
いやいや、むしろ正直すぎて損してる人代表だろ
✍️
📚
藤岡蔵六
なぜか毎回ちょっとずつ損する
※理想が高い人、現実の小石でよくつまずく
芥川
もちろん、まだまだ友だちはいる。けど今日は亡くなった友だちのことも浮かぶ
✍️
🌙 空気が少し静かになる
🌿
大島敏夫
園芸も本も好きだったよ
芥川
君のこと、よく泣かせてはからかってた。今思うとほんと悪かった
✍️
※昔のやんちゃ、思い出す側にはだいたい刺さる
🎨
平塚逸郎
細くて、夢見がちで、ちょっとさびしがりだったかもな
芥川
病気も失恋も重なって、あまりに気の毒だった。あの句も忘れられない
✍️
🕯️ 思い出だけが静かに残る
芥川
友だちって、肩書きより癖とか約束とか、そういう細かいのでずっと残るんだよな
✍️
※記憶は名簿じゃない。ちょっと笑えて、ちょっと痛い
  • 友人は性格の細部で記憶に残る
  • ユーモアの奥に哀しみがある
  • 思い出は現在の自分を映す

芥川竜之介『学校友だち』のあらすじ

語り手は冬の夜、原稿用紙に向かいながら、学生時代の友人たちを次々と思い出していく。医者になった友、神経質な商家の息子、秀才、理想家、都会派の才人など、それぞれの性格や現在の暮らしが、親しみのある観察眼で描かれる。軽妙な紹介の中には、昔の約束やあだ名、ちょっとした欠点まで織り込まれ、友人たちの姿が生き生きと立ち上がる。やがて話題は早世した友人たちにも及び、回想はユーモラスでありながらしんみりとした余韻を帯びて終わる。

学校友だち』の作者について

芥川龍之介は大正期を代表する作家で、『羅生門』『鼻』『河童』などで知られる。鋭い観察眼と簡潔な文体を持ち、古典の翻案から都市的な随筆まで幅広く手がけた。『学校友だち』は小説というより回想文に近く、交友関係の広さと人物を見る目、そして晩年に深まる人生への感慨がよく表れている。友人たちを描きながら、書き手自身の孤独や愛着もにじむ一篇である。

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