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囈語

芥川竜之介

胃や口や脳の不調が、奇妙で生々しいイメージへ変わっていく感覚に引きずり込まれる。
🌙 深夜のひとり言タイム
最近さ、胃の中にでっかい海の生き物が住んでる気がするんだよね
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たまに潮でも吹きそうなくらい、胃が荒ぶる
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※胃もたれの表現が急にスケールでかい
熱が出ると、口の中がシダ植物だらけになる感じある
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舌までじめっとした森になるの、地味にしんどい
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※体調不良をファンタジー自然公園で報告中
お腹こわすたびに、なぜか南国の大きい木を思い出すんだけど
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これ、俺だけ?
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※たぶん珍しい寄りです
お腹がぐうぐう鳴るのを聞いてるとさ
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自分が海の生き物の卵でも産みそうな気がしてくる
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※発想が海辺を越えて深海まで行った
しかも気分が落ちると、頭のしわ一つ一つに小さい虫がまとわりついてる感じがする
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考えるだけで、もう気が重い
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※心と体の不調、比喩だけ異様に鮮明
🌀 短いのに妙に残る
  • 体調不良は想像力を暴走させる
  • 不快さは奇妙な比喩になる
  • 短文でも不安は濃い

芥川竜之介『囈語』のあらすじ

『囈語』は、体の不調や憂うつを、夢うつつのような奇妙な比喩で切り取ったごく短い作品です。語り手は胃袋や口の中、腹の音、脳の感覚を、海の生き物や植物、小さな虫などにたとえて語ります。どの断章も筋書きより印象を重視しており、読む側は不快さと幻想が混ざる独特の感覚に包まれます。短い言葉の連なりなのに、心身の不安がじわっと残るのが特徴です。

囈語』の作者について

芥川龍之介は大正期を代表する作家で、『羅生門』『鼻』『河童』などで知られます。鋭い知性と緻密な文体を持つ一方、晩年には心身の不調や強い不安を抱え、それが作品にも濃く現れました。『囈語』はそうした晩年の感覚が凝縮されたような小品で、現実の不快と幻想的なイメージが強く結びついています。

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