一触即発
いっしょくそくはつ
一触即発とは、ほんのわずかなきっかけで、すぐに衝突や大きな事件が起こりそうな緊迫した状態を指す四字熟語です。
🏫 放課後の教室。文化祭の準備で空気がピリついている。
ユウタ
え、ステージ案なくなった!? さっきまで机の上にあったよね?
😅
📘
ミオ
あったはずなんだけど…誰かが片づけたのかも。ていうか、タクミがさっきこの辺見てたよ。
🎧
タクミ
いやいや、オレ見ただけ! 勝手に犯人っぽくしないで?
※教室の温度はそのまま、空気だけ3℃下がった。
ユウタ
ちょ、待って待って。今の感じ、完全に一触即発じゃん…。
😅
📘
ミオ
『一触即発』って、ほんの少しのきっかけで大きなトラブルになりそうな状態、って意味だよね。
🎧
タクミ
導火線に火がつきかけ、みたいな感じ? 触れたら即、発する…で。
※タクミ、さっきまで疑われてたのに語彙解説に参加するメンタル強者。
📘
ミオ
そうそう。ケンカそのものが起きた後じゃなくて、『今にも起こりそう』な緊張状態を言うの。
📦 そのとき、教卓の下から紙の束が見つかる。
ユウタ
あっ、あった! 先生のプリントの下に紛れてた!
😅
🎧
タクミ
よかったー。じゃあさっきの空気、マジで一触即発だったな。あと3秒で言い合い始まってた。
📘
ミオ
使い方としては、『会議室は一触即発のムードだった』とか、『両チームは一触即発の状態にあった』みたいに言うね。
ユウタ
なるほど。『めっちゃ怒った』って意味じゃなくて、『今にも爆発しそう』って手前の感じか。
😅
🎧
タクミ
由来もわかりやすいよ。『一触』はちょっと触れること、『即発』はすぐ爆発すること。合わせて、超危うい状態。
※文化祭準備より語彙力の準備が進んでいる3人。
📘
ミオ
ちなみに、仲が良すぎて盛り上がってる場面にはあまり使わないよ。基本的に緊張感のある、ちょっと物騒な雰囲気で使う言葉。
ユウタ
OK、覚えた! 次に空気がピリついたら、『それ一触即発!』って冷静に言える。たぶん火に油だけど。
😅
- ▶『一触即発』は、今にも大きな衝突や事件が起こりそうな緊張状態
- ▶「もう起きた」ではなく「起こりそう」がポイント
- ▶会議・対立・にらみ合いなど、ピリつく場面で使う
使い方
人間関係の対立、会議での険悪な空気、試合前のにらみ合いなど、緊張が高まっていて今にも何かが起こりそうな場面で使います。やや硬めの表現ですが、ニュースや文章だけでなく日常会話でも使えます。基本的には否定的・不穏なニュアンスを含む言葉です。
例文
- 会議は意見が真っ向から対立し、一触即発の雰囲気に包まれていた。
- 両チームの選手がにらみ合い、一触即発の状態になった。
- あの二人は普段は仲がいいのに、その日は一触即発だった。
- 交渉の場は終始一触即発で、誰も気を抜けなかった。
由来
『一触即発』は、文字どおり『ひとたび触れれば、たちまち発する』という意味からできた表現です。もともとは火薬や爆発物のように、少し刺激を与えただけですぐ反応してしまう危険な状態をたとえた言い方でした。そこから転じて、人間関係や政治、試合などで、少しのきっかけで衝突が起こりそうな緊張状態を表すようになりました。
よくある誤用
『一触即発』は、すでに大げんかや事件が起きた後の状態そのものを指す言葉ではなく、『今にも起こりそうな状態』を表します。こう間違えがちですが、正しくは衝突の直前のピリピリした場面で使います。