Monogatalk物語 × 対話

一六兀剌

いちろくごつらつ

心が落ち着かず、そわそわして安らかでないこと。
📚 放課後の図書室。難読四字熟語クイズで盛り上がる2人。
ミオ
ねえ見て、この四字熟語クイズ。「一六兀剌」って出たんだけど、もう字面がラスボスなんよ。
🐣
🦊
レン
読みは「いちろくごつらつ」。たしか、心が落ち着かなくてソワソワしてる様子って意味だよ。
ミオ
え、そんな意味なの? 見た目ゴツいのに、中身はめっちゃソワソワ系なんだ。
🐣
※漢字の圧は強いが、言いたいことは意外と身近。テスト前5分の気持ちに近い。
🦊
レン
そうそう。たとえば、結果発表の前とか、返信を待ってるときとか。「一六兀剌して眠れない」みたいに使える。
ミオ
あー、既読ついたのに返事こないとき、まさに一六兀剌。スマホ3分ごとに見ちゃうやつ。
🐣
🦊
レン
それ。落ち着きがなくて、気持ちがざわついてる感じ。うれしさでも不安でも、とにかく平静じゃない状態だね。
📱 ミオ、机の上のスマホをちらっと確認。通知はまだない。
ミオ
今まさにそれかも。バイトの合否連絡待ちで、朝から一六兀剌してる…。
🐣
🦊
レン
お、実例きた。こういう“気が気じゃない”場面にぴったり。ちょっと古風で文学っぽい言い方だけどね。
※日常会話ではかなりレア。知っていると「その熟語どこで覚えたの?」となるタイプ。
ミオ
由来も気になる。なんでこんな、つまずきそうな名前なの?
🐣
🦊
レン
中国の古い言い回しに由来するとされていて、字の並びそのものがゴツゴツして落ち着かない感じを出してるんだ。日本語では、心が乱れて安らかでない様子を表す語として使われてきたよ。
ミオ
なるほど、見た目からしてソワソワを表現してるのか。漢字がもう平常心じゃない。
🐣
🔔 そのとき、ミオのスマホが震える。
ミオ
きた! ちょ、開く前がいちばん一六兀剌する!!
🐣
🦊
レン
使い方うまっ。じゃあ最後に覚え方ね。“落ち着かず、そわそわ”が一六兀剌。
ミオ
OK、もう忘れない。難しい字なのに、感情はめっちゃ現代人だった。
🐣
  • 一六兀剌=心が落ち着かずそわそわすること
  • 合否待ち・返信待ちなど“気が気でない”場面で使う
  • かなり珍しい語で、文章やクイズ向きの表現

使い方

結果発表や連絡待ちなど、気持ちがざわついて平静でいられない場面で使う。日常会話ではかなり珍しく、やや古風で文章語的な響きを持つ。

例文

  • 合格発表の朝は、一六兀剌として何も手につかなかった。
  • 大事な返事を待つあいだ、彼は一六兀剌した面持ちでスマホを見ていた。

由来

中国の古い語に由来するとされ、心が乱れて落ち着かない状態を表す語として用いられてきた。字面のごつごつした印象も、安定しない気分を連想させる熟語である。

よくある誤用

うれしくてはしゃぐ様子そのものを指す言葉と間違えがちだが、正しくは不安や気がかりなどで心が落ち着かない状態をいう。

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