Monogatalk物語 × 対話

愛及屋烏

あいきゅうおくう

愛する人への気持ちが、その人に関係するものにまで及ぶこと。
📱 放課後、友だちの推し語りが突然はじまる
ミナト
聞いて。ユイのこと好きすぎて、ユイの家の前にいるカラスまでちょっと好きになってきた。
🐶
🦊
サラ
感情の広がり方が独特すぎるのよ。でもそれ、わりと四字熟語で説明できる。
ミナト
え、なにその“恋すると鳥類まで守備範囲”みたいな熟語。
🐶
🦊
サラ
その名も『愛及屋烏』。好きな人への愛情が、その人の家の屋根にいるカラスにまで及ぶって意味。
※急にカラスが愛情の巻き添えを受けている。
ミナト
巻き添えなのに待遇いいな。じゃあ、ユイの使ってる文房具とか、ユイの好きなパン屋とかまで好きになるのもアリ?
🐶
🦊
サラ
全然アリ。人だけじゃなく、その人に関係あるものまで大事に思う感じで使える。わりとほっこり系。
カフェに移動、恋バナはさらに加速する
ミナト
由来もそんな感じ? 昔の人も“好きな人んちのカラス、今日も元気”とかやってたの?
🐶
🦊
サラ
中国の古い話が元ネタ。愛する人を思うあまり、その家にいるカラスまでかわいく思えるってたとえなんだよ。
ミナト
なるほど…。でも逆に、嫌いな人の持ち物ぜんぶイヤってやつの反対版なんだな。愛のほうに振り切れてる。
🐶
🦊
サラ
そうそう。だから使うときは、身近な人や推しへの好意が、周辺にまでじんわり広がってる場面がぴったり。
ミナト
了解。『兄がかわいすぎて、兄の置いてった謎のメモまで捨てられない。まさに愛及屋烏』って感じね。
🐶
※それはたぶんただの思い出保管癖でもある。
  • 好きな人への愛が周辺の物や人にも及ぶこと
  • カラスはたとえで、関係するもの全般に使える
  • 好意的でやわらかい場面に向く表現

使い方

家族・恋人・友人・推しなどへの好意が、その持ち物や関係先にまで広がる場面で使う。やわらかく好意的な表現で、日常会話でも文章でも使いやすい。

例文

  • 子どもが通う学校の木々までいとおしく感じるのは、まさに愛及屋烏だ。
  • 彼は恩師を敬愛するあまり、先生の古いノートまで宝物のように扱っていて、愛及屋烏というほかない。

由来

中国の古いたとえに由来する語で、愛する人を思うあまり、その家の屋根にとまるカラスにまで愛情が及ぶとした表現である。人への深い愛情が周辺へ広がるさまを示す。

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