弘法も筆の誤り
こうぼうもふでのあやまり
どんな名人や達人でも、ときには失敗することがあるということ。
🏫 放課後の教室。書道の課題でざわつく2人。
ユウタ
見て。『海』って書いたのに、なんか『毎』が巨大化してる。もはや別人格。
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ミオ
あるある。字って急に暴走するよね。筆だけ勝手にドリフトする。
※ただの書道事故なのに、言い方だけカーアクション映画。
ユウタ
先生に見せたら『弘法も筆の誤りだな』って言われたんだけど、つまりオレ、弘法大師ってこと?
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ミオ
急に自己評価が天空突破してて笑う。意味はね、名人でもたまには失敗するってこと。
ユウタ
なるほど。じゃあトップの人がミスしても、世界の終わりではないやつか。
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ミオ
そうそう。しかも『だから雑でいい』じゃなくて、『うまい人でもミスはある』って見る側の言葉でもある。やさしい。
🧑🏫 ミオ、ついでに豆知識モードへ。
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ミオ
弘法って、書の達人として知られる弘法大師のこと。そんな人ですら筆を取り違えたり、書き損じたりすることがある、ってたとえ。
ユウタ
じゃあテストで名前を書き忘れても、弘法も筆の誤り?
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ミオ
それは誤りっていうか、スタート地点の置き忘れ。普段できる人がたまたまミスした時に使うのが自然。
※ことわざは便利。でも万能リモコンではない。
ユウタ
OK。次に部長がダンスの振り間違えても、心の中でそっと唱えるわ。口には出さずに。生存戦略として。
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- ▶名人でもミスはする
- ▶失敗した人をやわらかくフォローする時に使いやすい
- ▶いつも苦手な人の失敗にはあまり向かない
「弘法も筆の誤り」の使い方
仕事や勉強、スポーツなどで、普段は優秀な人が珍しくミスした場面で使う。相手を責めるというより、失敗をやわらかく受け止める肯定的なニュアンスが強い。
「弘法も筆の誤り」の例文
- ベテランの料理人が塩を入れすぎてしまい、みんなで『弘法も筆の誤りだね』と笑って場を和ませた。
- いつも満点に近い彼が計算ミスをしていて、弘法も筆の誤りとはこのことだと思った。
「弘法も筆の誤り」の由来
『弘法』は平安時代の僧・弘法大師空海を指し、書の名人としても広く知られている。その弘法大師ほどの達人でも筆の誤り、つまり書き損じはあるとしたことから生まれたことわざである。
「弘法も筆の誤り」の誤用
単に不注意が多い人や、もともとその分野が苦手な人の失敗に使うのは不自然である。あくまで、ふだんはよくできる人の珍しいミスに対して使うのが基本。
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