恨みに報ゆるに徳を以てす
うらみにむくゆるにとくをもってす
恨みを受けても仕返しではなく、徳や親切な態度で返すこと。
🏫 放課後の教室。消しゴム事件、発生。
ユウ
見て。ノートにラクガキされてる。犯人、たぶんタクミ。昨日ちょいモメたし。
🐶
🦊
ミオ
うわ、地味にイヤなやつ。でもそこで同じこと返したら、ケンカの卓球が始まるやつ。
※ラリーが続くと、だいたい全員しんどい。
ユウ
じゃあどうすんの。『芸術性あるね』って褒める? それはそれで腹立つ。
🐶
🦊
ミオ
ここで出るのが『恨みに報ゆるに徳を以てす』。イヤなことをされた相手にも、あえて親切や誠実さで返すって意味。
ユウ
え、仕返し界の真逆メニューじゃん。そんな聖人コース、ぼくの心が途中下車しそう。
🐶
🦊
ミオ
わかる。でもこれ、相手を甘やかすってより、こっちが恨みの沼にハマらないための知恵でもあるんだよ。
💡 ミオ、作戦を授ける。
🦊
ミオ
たとえば『ノートの件は困った。でも次のプリント、足りてないなら貸すよ』みたいに言う。注意はする、でも意地悪では返さない。
ユウ
なるほど。やさしさ100%っていうより、品よく勝つ感じか。
🐶
※“感情で殴らず、態度で差をつける”タイプの強さである。
🦊
ミオ
由来は中国の古い思想で、恨みにまで徳で向き合う発想から来てる。言うのは簡単、やるのはまあまあ難しい。
ユウ
よし、今日は仕返しやめる。ぼく、大人ポイントを静かに回収していく。
🐶
- ▶恨みに対しても徳や誠実さで返すこと
- ▶仕返しをやめて悪循環を断つニュアンス
- ▶親切にしつつ、言うべきことは言ってよい
「恨みに報ゆるに徳を以てす」の使い方
人から嫌なことをされたときに、報復せず寛大に対応する姿勢を表す言い回しである。やや古風で改まった響きがあり、日常会話よりは文章や教訓めいた場面で使われやすい。
「恨みに報ゆるに徳を以てす」の例文
- 批判された相手にも丁寧に対応する彼の姿は、まさに恨みに報ゆるに徳を以てすだった。
- トラブルのあとに相手を助けた先輩を見て、恨みに報ゆるに徳を以てすという言葉を思い出した。
「恨みに報ゆるに徳を以てす」の由来
中国の古い思想に見られる表現で、恨みの連鎖を断つために、怨みに対しても徳をもって向き合うという考え方に由来する。儒家や道家の文脈でも近い発想が語られてきた。
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