鬼の目にも涙
おにのめにもなみだ
ふだん厳しく冷酷そうに見える人でも、時には情に動かされて涙を流すことがあるということ。
🏫 放課後の教室。テスト返却で空気がざわつく
ユウタ
見て。数学28点。数字が泣いてる
😅
📚
ミサキ
いやそれは先生が泣くやつ。てか今日の鬼塚先生、やけに静かじゃない?
ユウタ
あの毎回『小テストは筋トレだ!』って言う熱血先生が? まさか電池切れ
😅
👨🏫 鬼塚先生、みんなの前で一枚の紙を見つめている
📚
ミサキ
え、先生…目うるうるしてない?
ユウタ
うそだろ。あの人、チョーク折る握力あるのに
😅
※握力と涙腺はたぶん別ジャンルである
📚
ミサキ
こういうのが『鬼の目にも涙』だよ。ふだん厳しい人でも、情にほだされて涙を見せるって意味
ユウタ
なるほど。『怖い人=感情ゼロ』じゃないってことか。先生も人間だったんだな
😅
📚
ミサキ
そうそう。たとえば卒業式とか、部活の引退とか、いつもキビしい監督が泣いた時にぴったり
ユウタ
じゃあ『うちの父、冷蔵庫のプリン食べられて泣いてた。鬼の目にも涙』は?
😅
📚
ミサキ
それはただのプリン被害者。厳しさとか威厳が前フリになってないと、ことわざのキレが落ちる
🌸 翌週、部活の引退試合のあと
ユウタ
見て、鬼塚先生また泣いてる。しかも号泣寄り
😅
📚
ミサキ
完全に教科書案件。『鬼の目にも涙』、本日の実物展示はこちらです
※ことわざを現場で回収すると、ちょっとだけ記憶に残りやすい
- ▶厳しい人でも情に動かされて泣くことがある
- ▶卒業式・引退・別れの場面で使いやすい
- ▶ただ泣いただけの話には使いにくい
「鬼の目にも涙」の使い方
厳格で怖い印象の人が、思いがけず涙を見せた場面で使う。ややくだけた会話でも使いやすく、意外性や人間味を強調するニュアンスがある。
「鬼の目にも涙」の例文
- 普段は生徒に厳しい監督が引退する三年生を前に泣き出して、まさに鬼の目にも涙だった。
- めったに弱音を見せない祖父が孫の手紙を読んで涙ぐみ、鬼の目にも涙だと思った。
「鬼の目にも涙」の由来
「鬼」は冷酷で恐ろしい存在のたとえで、その鬼でさえ涙を流すという意外性を表したことわざである。昔話や説話で鬼が非情な存在として描かれてきたことが背景にある。
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