心頭滅却すれば火もまた涼し
しんとうめっきゃくすればひもまたすずし
心を無にして動揺しなければ、どんな苦しさも感じ方しだいでやわらぐということ。
🔥 真夏の教室、エアコンがまさかの停止
ユウタ
ムリムリムリ。暑すぎてノートが汗でしなしななんだけど。
😵
🧘
レン
そこで出ました、『心頭滅却すれば火もまた涼し』でございます。
ユウタ
いや待って。火が涼しいわけある? それ言い出した人、だいぶ気合い強めだろ。
😵
※ツッコミは正しい。火はふつうに熱い。
🧘
レン
意味はね、心を落ち着ければ、つらさや苦しさも感じ方が変わるってこと。
ユウタ
なるほど。『暑さ消えろ!』じゃなくて、『気持ちの持ちようで耐え方は変わる』って話か。
😵
🧘
レン
そうそう。テスト前にパニックになったときとか、緊張しすぎる場面でも使える。
📚 5分後、抜き打ち小テスト開始
ユウタ
終わった。脳が『ただいま留守です』って出してる。
😵
🧘
レン
深呼吸して。心頭滅却、心頭滅却。まず名前を書け。話はそこからだ。
ユウタ
たしかに少し落ち着いた。火は涼しくならんけど、俺はちょいマシになった。
😵
※ことわざ、だいたいそういう使い方をするとちょうどいい。
- ▶心を落ち着けると苦しさの感じ方は変わる
- ▶本当に火や暑さが消えるという意味ではない
- ▶緊張・苦痛・困難に向き合う場面で使う
「心頭滅却すれば火もまた涼し」の使い方
強い暑さや苦しさそのものより、心の持ち方が大事だと伝えたい場面で使う。やや古風で大げさな響きがあるため、日常会話では半分冗談っぽく使われることも多い。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」の例文
- プレゼン直前に震えていた同僚へ、『心頭滅却すれば火もまた涼し、まずは深呼吸しよう』と声をかけた。
- 猛暑の部活帰りに『心頭滅却すれば火もまた涼し……とはいうけど、スポーツドリンクは必要だね』と笑い合った。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」の由来
禅の精神を背景にもつことばで、心の迷いを断てば外界の苦しさにとらわれにくくなるという考え方から来ている。快川紹喜が武田軍に寺を囲まれた際にこの句を残したという逸話でも広く知られる。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」の誤用
文字どおりに『精神力があれば暑さや痛みを無視できる』という意味で使うのは適切ではない。無理をすすめることばではなく、心の持ち方を説く表現である。
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