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羹に懲りて膾を吹く

あつものにこりてなますをふく

一度の失敗や嫌な経験にこりて、必要以上に用心深くなること。
🍲 昼休み、社内の休憩スペース。カップスープ事件の翌日。
ユウタ
見てこれ。冷やしサラダなのに、俺めっちゃフーフーしてる。
🫠
😼
ミサキ
いや警戒レベル高すぎ。昨日スープで舌やられたの、まだ引きずってるじゃん。
※ユウタ、猫舌をこじらせて用心深さが限界突破している。
ユウタ
だって熱いやつ、見た目で全然わからん時あるだろ。食べ物界のトラップすぎる。
🫠
😼
ミサキ
その状態にぴったりのことわざあるよ。『羹に懲りて膾を吹く』。
ユウタ
なんか強そうな漢字きた。必殺技?
🫠
😼
ミサキ
違う違う。羹は熱い吸い物、膾は冷たい料理。熱いもので失敗したせいで、冷たいものまで警戒しすぎるって意味。
ユウタ
なるほど。昨日のスープがトラウマで、今日は冷やしサラダにも息フーしてる俺、そのまんま。
🫠
😼
ミサキ
そう。失敗のあと、必要以上にビビる時に使う。仕事でもあるよ。一回メール誤送信して、以後10回見直すやつ。
ユウタ
それ俺だわ。件名だけで3分使う。
🫠
※学習は大事。でも警戒がフル装備になると、ちょっと面白い。
🥗 ユウタ、意を決してサラダをひと口。
ユウタ
……冷たい。めちゃくちゃ普通に冷たい。
🫠
😼
ミサキ
でしょ。ことわざで言うなら、完全に羹に懲りて膾を吹いてた人。
ユウタ
よし覚えた。次に誰かがビビり散らかしてたら、やさしく使うわ。俺みたいに。
🫠
  • 一度の失敗で必要以上に警戒するたとえ
  • 『羹』は熱い吸い物、『膾』は冷たい料理
  • 失敗後に慎重になりすぎる場面で使う

羹に懲りて膾を吹く」の使い方

失敗や痛い目にあったあと、似た場面で過剰に警戒している人や自分の様子を表すときに使う。ややたとえ話っぽい言い回しで、日常会話でも文章でも使えるが、少し古風な響きがある。

羹に懲りて膾を吹く」の例文

  • 一度プレゼンで機材トラブルがあって以来、彼は羹に懲りて膾を吹くように、毎回接続確認を何度もしている。
  • 前の店で辛い料理を頼んで大変だったらしく、彼女は羹に懲りて膾を吹くという感じで、甘口メニューしか見ていなかった。

羹に懲りて膾を吹く」の由来

中国の古い表現に由来することわざで、熱い羹で口を痛めた人が、冷たい膾にまで息を吹きかける様子をたとえにしたもの。過去の失敗が、その後の過剰な警戒につながることを表している。

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