飢えた犬は棒を恐れず
うえたいぬはぼうをおそれず
ひどく困ったり飢えたりすると、危険や恐ろしさを気にせず行動するようになること。
🍙 放課後、コンビニ前。腹ぺこ高校生が一点を見つめている
ハル
やばい、昼から何も食べてない。今ならレジ横のからあげに魂売れる
🐶
🦊
ミオ
その顔、からあげ見てるんじゃなくて、からあげに見られてる側だよ
※空腹が限界に近づくと、人はちょっと面白くなる
ハル
でもさ、バイト応募の電話するの怖いんだよな。緊張で声が裏返る
🐶
🦊
ミオ
そこで出るのが『飢えた犬は棒を恐れず』。腹が減って切羽詰まると、ふだんなら怖いことにも突っ込めるって意味
ハル
なるほど。空腹は最強の行動力ブースターってこと?
🐶
🦊
ミオ
だいたいそう。犬って棒で追われたら普通はビビるけど、飢えてたらそれどころじゃない。食べるためなら前に出る
📱 ハル、求人ページを開いて深呼吸
ハル
よし、電話する。もう恥ずかしいとか言ってる場合じゃない。胃が会議を打ち切ってきた
🐶
🦊
ミオ
それそれ。追い込まれると人は急にフットワーク軽くなる。締切前のレポート民にも刺さるやつ
※なお、毎回ギリギリで動くと別の意味で棒が飛んでくる。先生から
🎉 10分後。ハル、面接日ゲット
ハル
できた! 空腹のおかげで人生が一歩進んだ! まずは肉まん買う!
🐶
🦊
ミオ
使いどころはこんな感じ。生活に困って必死な人とか、追い詰められて危険も気にせず動く場面で使う。ちょい切実めだから、軽すぎるノリでは使いすぎ注意ね
- ▶切羽詰まると危険や恐れを顧みなくなること
- ▶「必死さ」が行動を後押しする場面で使う
- ▶やや重みのあることわざなので軽い成功談には盛りすぎ注意
「飢えた犬は棒を恐れず」の使い方
生活に困っている人が危険を承知で動く場面や、追い詰められて普段ならためらう行動に出る場面で使う。やや切実で荒々しい響きがあるため、軽い挑戦や前向きな努力をほめる言い方としては少し強めである。
「飢えた犬は棒を恐れず」の例文
- 資金繰りに追われた社長は、飢えた犬は棒を恐れずで、これまで避けていた厳しい交渉の場にも自ら出ていった。
- 締切当日の学生たちは、飢えた犬は棒を恐れずという感じで、徹夜も覚悟して一気に課題を仕上げた。
「飢えた犬は棒を恐れず」の由来
飢えた犬は、棒で追われる危険があっても食べ物を求めて近づくというたとえに基づく言い回しである。中国由来の表現として伝わったとされ、強い欠乏が恐れを上回る心理を表している。
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