兎死すれば狐これを悲しむ
うさぎしすればきつねこれをかなしむ
同じ立場や境遇にある者が不幸にあうと、他人事ではなく深く悲しむこと。
🌙 夜の森、いつもの雑談スポット
コン
なあタヌ吉、『兎死すれば狐これを悲しむ』って、どういうテンションのことわざ? うさぎと狐、むしろ仲よし枠じゃなくない?
🦊
🦝
タヌ吉
そこツッコむよな。ざっくり言うと、同じような立場の仲間がひどい目にあうと、他人事じゃなくて胸がキュッとなるって話
※急に森のことわざゼミが始まった
コン
あー、『明日はわが身』ってやつか。ライバルでも、同業でも、消えると普通にゾワッとするやつ
🦊
🦝
タヌ吉
そうそう。たとえば同じ部署の人が急に厳しく責められたら、『うわ、次こっち来るかも…』ってなるだろ
コン
あるある。テストで隣の席のやつだけ爆速で指名されると、こっちまで背筋ピーンなるもん
🦊
🍃 風が吹いて、ちょっとしんみり
🦝
タヌ吉
由来は中国の古い話系で、同類の者どうしは境遇を重ねて悲しむ、って感覚から来てるとされる。うさぎがやられたら、狐も『次は自分かも』ってなるわけ
コン
なるほどな。単なる『やさしい狐』じゃなくて、同じ側のピンチに共鳴してるんだ
🦊
※コン、ここで知ったかぶり一歩手前から無事帰還
🦝
タヌ吉
使うときは、仲間の不幸に心を寄せる場面とか、同じ立場の人の災難を見て危機感を持つ場面が自然。ちょい古風だけど刺さるぞ
コン
了解。今度、同業の店が閉まってみんなしょんぼりしてたら、『兎死すれば狐これを悲しむだね』って言えば、ちょっと賢そう
🦊
🦝
タヌ吉
賢そうではある。でもドヤ顔が先に出ると台無しだから、顔はおだやかめで頼む
- ▶同じ立場の者の不幸を他人事と思えず悲しむこと
- ▶『明日はわが身』という危機感のニュアンスがある
- ▶仲間・同業・同類への共感を表すときに使いやすい
「兎死すれば狐これを悲しむ」の使い方
仲間や同業者、同じ境遇の人の不幸を見て、強い共感や危機感を覚える場面で使う。やや古風な表現なので、日常会話よりは文章や少しかしこまった場で使うと自然である。
「兎死すれば狐これを悲しむ」の例文
- 同じ業界の店が次々と閉店し、兎死すれば狐これを悲しむ思いでニュースを見ていた。
- 先輩の異動が突然決まり、兎死すれば狐これを悲しむというように、後輩たちにも緊張が走った。
「兎死すれば狐これを悲しむ」の由来
中国の古い表現に由来し、近い境遇にある者どうしは、相手の不幸を自分に重ねて悲しむという感覚をたとえたものとされる。うさぎと狐という身近な動物を使い、同類の危うさを印象的に示している。
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