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火中の栗を拾う

かちゅうのくりをひろう

他人の利益のために、危険や面倒な役目を引き受けさせられること。
🏫 放課後の教室、空気だけちょっとザワつく
タクミ
なあユナ、クラスの揉めごとに俺だけ呼ばれてるんだけど。これ完全にイヤな予感する
😅
🦊
ユナ
お、出たね。“火中の栗を拾う係”にされるやつ
タクミ
係名がもう熱そうなんだが。なにそれ
😅
※タクミ、まだ栗の被害は受けていないが顔はもう焼け気味。
🦊
ユナ
意味はね、他人の争いや面倒ごとに巻き込まれて、自分が危ない役を引き受けること。しかも得しないこと多め
タクミ
うわ、今の俺じゃん。みんな言いにくいことを俺に言わせようとしてる
😅
🦊
ユナ
そうそれ。みんなは遠くで見てるのに、君だけ焚き火の前で栗キャッチ
🔥 脳内で栗がパチパチいっている
タクミ
でもさ、仲裁したら“いいことした感”は出るよな?
😅
🦊
ユナ
自分の意思で正義感から動くなら別。でも、誰かにうまく使われて危険だけ背負うなら、それがまさに火中の栗を拾うって感じ
タクミ
なるほど。“勇者”と“便利な前線要員”は違うわけか
😅
🦊
ユナ
そう。由来もおもしろくて、猿が猫をそそのかして火の中の栗を取らせる話が元。猫は熱い思いしたのに、栗は猿が食べる。ひどい分業
※働くのは猫、食べるのは猿。世の理不尽がやたらコンパクトに詰まっている。
タクミ
よし、今回は“みんなで話そう”って返すわ。俺ひとり猫ルートは回避で
😅
  • 他人のために危険や面倒を背負わされること
  • うまく利用されるニュアンスが強い
  • 自分から正義感で動く場合とは少し違う

火中の栗を拾う」の使い方

職場や学校、人間関係で、誰かが言いにくいことや危ない役回りを押しつけられる場面で使う。やや否定的な言い方で、利用されているニュアンスを含む。

火中の栗を拾う」の例文

  • 上司同士の対立に新人が口を出さされるなんて、火中の栗を拾うようなものだ。
  • 友人同士のけんかの仲裁を頼まれたが、片方の肩を持てば火中の栗を拾うことになりかねない。

火中の栗を拾う」の由来

フランスの寓話で、猿が猫をうまく乗せて火の中の栗を取らせ、自分だけそれを食べた話に由来する。そこから、他人に利用されて危険な役目を負うたとえとして広まった。

火中の栗を拾う」の誤用

単に自分から勇敢に困難へ挑む場面に使うのはややずれる。誰かの利益のために、危ない役回りを押しつけられるという含みが重要である。

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